忍者ブログ
日々徒然日記                                                  イラストを投稿したり文章を書いたり                                     メルフォ返信やバトン等もこちらにて
 41 |  40 |  39 |  38 |  37 |  36 |  35 |  34 |  33 |  32 |  31 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

無事帰ってきました!あんまり寝れてないのでめっちゃフラフラですが(^^;)
とりあえず頑張って授業に行き、課題も少しやって父様から頂いたノートPCを家のネットワークに何とか繋げて今に至ります(今って言ってもこの日記時間表示でないけどね!(笑))
その合間にサイト巡りをし、遅れた情報やら皆様の近況やら色々見てました
うぉぉぉおおおおお!ちょっと片付けたら僕も更新作業(またの名をネット休止準備)しないと…!

その最中、某様の日記で取り上げられてた話題にちょっと引っ掛かりを憶えまして
僕の情報が全くもって正しいというわけではないんですが、ちょっと弁解というか別の視点から取り上げてみようかなと思い立ちまして、久々に書き綴ってみます


******************


アメリカの証券会社の経営破綻を引き金に、世界中で近年まれに見ない金融危機が訪れているのは、もう皆様周知の事だと思います。
過去にあった「世界恐慌」再び、っていう感じですね。
勿論今の若者は当然のごとく出会ったことがないので、歴史上の事実くらいしか留めてないでしょうけど…
(かく言う僕も未経験ですし)

日本ではこれが「内定取り消し」だの「派遣労働者切り」だのという形で体をなして現れていて、連日新聞やテレビなどのメディアで取り上げられているので、まぁ知らないという方はないと思います。
人によっては「派遣労働者は切られてしかるべき」という意見の方もいるでしょう。
ただまぁ、その意見を述べる前に『じゃあ何故それほど沢山の派遣労働者がいるのか?』ということについて目を向けて、事実を知るべきなんじゃないかな、と僕は思います。


近年は売り手市場と言われるくらい、就職活動する学生にとっては「求人数より入社希望数が少ない(※一部業界についてはこれに当てはまらない)という時代でした。
こういう時代に「派遣労働者」になった人たちは、まぁ「正社員逃げ」と言われても納得がいくというか…
そういう風に思われがちだなと僕も思います。
勿論、実際理由は様々だと思いますが。
かく言う僕の友人も学校を卒業しましたが正社員にならずアルバイトをしておりますし。
彼女は自分の夢のために入りたい企業があり、学校の授業の関係上そこの企業説明会にどうしても行くことが出来ず、就職を1年先送りにした、というものです。
(個人事なので大まかですがこんな感じの説明にします;;)
…まぁ、彼女の場合正社員逃げをしたという訳ではないですが、世間からみれば「卒業して就職せずアルバイトをしている」人間だと思われても仕方ないですよね?
なので、各個人の事情等様々だと思うので、僕からはそれについてあれこれ言う資格もないし、つもりもありません。
じゃあ派遣労働者が何故こんなにも多いのか…
それは日本の近代の歴史をたどると見えてきます。


派遣労働者の年代別の割合を見てみると、25歳から35歳にかなり多いそうです。
これは日本の雇用制度にそもそも問題があり、「安く大量に労働力を手に入れる」為に派遣労働というものを推し進めてきた企業(ただまぁそれに対する対策をきちんとしなかった国にも問題があると思いますが…)が沢山あったことを意味していると思います。
俗に言えば「派遣労働者の存在を容認する社会」が構築されてしまった為というのがまず1点だと思います。

ちなみに派遣労働者(いわゆるフリーター)には3タイプあるそうです。
一つ目は、将来に対する見通しがはっきりしないままフリ-タ-を続けている「モラトリアム型」。
二つ目は、確固とした将来の目標を目指してそれに向けた努力をしているが、日常の生活のための収入を得るためにフリ-タ-をしている「夢追求型」。
三つ目は、正社員志向ないし進学希望があるが、様々な事情でやむをえずフリ-タ-をしている「やむを得ず型」だそうです。

 日本の教育とか経済の空気を見ていると、若い人には一つ目と二つ目が多いんじゃないかなと思います。
二つ目の場合はまだ志的には希望が見出せますが、一つ目の人の場合はかなり絶望的じゃないかなと思います。
人間人生の目標を見失ったら、途端に力を発揮できなくなる生き物ですからね。
こういう人は派遣労働者から抜け出せないだろうなと思います。
ここで注目してほしいな(というか今回取り上げたい)と思っているのは、三つ目のタイプの派遣労働者なんです。


三つ目のタイプの多くは、大体40代前後の人に多いと思います。
理由は、日本のバブル崩壊後に就職活動をした人たちがこの世代だからです。
この世代の人たちは本当に辛いと思います…
何せ日本のバブルが弾けた後の不況というのは、正に今のアメリカの経済状況と同じような物で大不況に陥りました。
いきなり求人数が愕然と減り(企業によっては求人そのものをしなかったところもあったようです)、就職したくても就職先がまるでないという時代がしばらく続いたそうです。
高卒は勿論、四年制の大学を卒業した人ですら就職口が無かったそうで、当然のごとく求人数から溢れる人がわんさかと出てきた訳です。
そして不景気というのは1年や2年で回復するものではないので、この状態が数年続くことになります。

この状況に陥ると、正社員を目指して働こうとするものの、後から後から新しい人が出てくる為、一旦派遣に陥った人はなかなかそこから抜け出せないという状態になってしまいます。
企業というのは採用方法に新卒採用(新たに卒業した学生を対象とする採用)と中途採用(別名キャリア採用、新卒でない人を対象とする採用)を取っていますが、新卒に比べ中途の採用というのは物凄く狭いんです。
それも「○○の経験がある方」みたいな感じで、その企業の業務に当てはまる仕事の経験がある方、という所謂経験者を求めるものが結構多いんですよね。
勿論特に条件をつけていない所もありますけど、その枠が非常に狭いというのは何処も変わらないと思います。
…そう、新卒の波に追われて派遣の穴から抜け出せなくなっていくんです
此処から抜け出せた方っていうのは本当に少ないと思います。
そして可哀相なのは、日本経済の坩堝に嵌ってしまったが為に辛い人生を送ることになってしまった人たちです。
決して望んでその道を選んだわけではないのに、再び訪れた不景気の波に巻かれて生きていく事も危うい生活へ叩き落された人達が、実際にいる訳です。


何か話が右往左往してしまいましたが、一番言いたいのは決して派遣労働者が切られて当然だと言われる人達だけではない、ということです。
日本経済の浮き沈みの激しさについていくことが出来ず、それに対する改定措置も取られず、いざ経済が破綻した時に浮き彫りになった問題というのが、この派遣事業とその労働者だと思うんです。
…そして今、他人事だと言えない時期になってしまったと言うことを忘れちゃいけないんです。
正にこれからの就職活動は、バブル崩壊後最悪の不景気の中していかなければいけないと言われているんですから。
そしてその真っ只中を自分は突き進まなければいけないのですがorz
えっ、就職なんて先だとか、まだ高校生だし、と言う人は甘く考えちゃいけないです。
高卒で就職しようと思ってる人だって居るでしょうし、何より皆が予想だにしない近年まれに見ない大不況。
何年経てばこの不景気が好転するのか、もはや予測不可能だと言われています。
正直大学出てても就職が大丈夫かどうかは分からない状況ですしね…
それに企業の価値観と言うか見方も昔と少し変わってきたみたいで、有名大学だから採用を優先する、という時代でもなくなってきているようです。
結局その人が会社で役に立つかどうか、その為に人柄を重視する傾向になってきているみたいです。
…つまり勉強だけで就職できるかと言うと、実のところそれだけじゃ駄目になってくると言うのがこれからの就職だそうです。
勿論勉強はやってるに越したことは無いですが、入学が難しい大学に進学していれば、それだけの修羅場を潜り抜けてきた人間だ、と言うアピールは十分に出来ますしね。
しかし自己アピールの方法や内容と言うのは、ある意味で多種多様になってきたということだと言えるんじゃないでしょうか?
いずれにせよ、いかに自分という人間をアピール出来るかが、ある意味就職戦線を生き残るための鍵になる事は間違いないと思います。


ただバブル崩壊後の不況と違って、企業側が少し賢くなっていると言う点で、若干ではありますが過去の大惨事ほど雇用状況は酷くならないみたいです。
企業内でこのバブル崩壊後の雇用対応がある問題になったからです。
それが、採用をしなかった(もしくは採用を著しく減らした)世代があるために、いざ上の世代の人達が続々と退職し始めたときに新しく指導役になる人達が(割合的に)極端に少ないという状態になってしまったんです。
これが企業として痛手になってしまった為、採用を無くす(または極端に減らす)ということは後々のことを考えると避けるべきだという事になったそうです。
…ということで、まぁ就職口が完全に無くなる、ということにはならないみたいですが、いずれにせよ去年までの売り手市場ではもはや無くなったという事に変わりは無いですね。


***********************


…なんだかすっごく長くなりましたね(苦笑)
派遣労働者の弁明みたいに始まっておきながら、結局終わりの方は明らかに自分に対する言い聞かせのようになっているじゃないか^^;
何にせよ、メディアの報道を真に受けるだけじゃなく、もっと色んなところに視野を広げて色々知らなければいけないなと思います。
情報が物を言う時代になっちゃいましたからね…

あっ、そうそう、不景気だからといって出費を減らそうとする人達が凄く増えてますけど、それが逆に景気の停滞を招いてるそうですね
そりゃそうだ、お金が回らなきゃ景気が好転するはずがない^^;
皆が安心してお金を使えるように、国を挙げて頑張ってほしいですね
…その一環だと思うんだけどなぁ~定額給付金
こういう時だからこそ与党野党関係なく日本経済の為に奮闘してほしいんですけど、どうも政権交代がどうたらこうたらメディアも騒ぎ立てるわ、野党は与党引き摺り下ろしに集中してるわで、見苦しいにも程があると思うんですが…
国民の為に本気で考えて働いているようには到底思えないです…
今一番問題視するのは政権がどうのこうのではなく政策をどうのこうのだと思うんです
…どうですかね?自分間違ってるんだろうか…
これだから国民は一向に安心出来ないわ、結局政治家に振り回されるんだorz

…まとまりが付かなくなったので、今日は此処で終わります(-ω-;)

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
Vocaloid
Copyright ©  日々徒然  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Photo by 結羽&You  *Template by tsukika  *忍者ブログ [PR]